東洋医学での治療には、漢方薬の服用だけでなく、鍼灸(しんきゅう)治療もあります。
鍼灸治療は、全身にあるツボを鍼(はり)又は温熱で刺激する治療法。
血液の循環を良くして身体のバランスを整え、免疫力を高める効果も期待できます。
鍼は鍼灸師による施術となりますが、お灸でのセルフケアは自宅でも気軽に行うことができます◎
セルフケアで使いやすいお灸は「台座灸」。
紙パルプの上に艾があるタイプのお灸です。
使い方は簡単。台座のシールをはがして、火をつけ、ツボに貼るだけで完了!
温熱の程度も選べるので、初めは一番低い温度から始めましょう。
台座灸は、ドラッグストアなどで購入できます^ ^
▶︎おすすめのツボ
合谷(ごうこく)
合谷は「万能のツボ」と呼ばれるほど色んな症状に効果的。
特に頭痛や目の疲れなど首から上の症状や肩こり、風邪のひき始めにも良いと言われています。
【ツボの場所】
手の甲を上にして、親指と人指し指の骨が交差した部分から、人差し指へ向かって押していき、へこみのあるところ
足三里(あしさんり)
足三里は、足の疲れや胃腸の働きを助けることで知られているツボです。
松尾芭蕉の「奥の細道」に“三里に灸すゆるより…”と足三里が登場します。
【ツボの場所】
ひざのお皿のすぐ下、外側のくぼみから指4本分下のへこんだところ
※人によってツボの場所は多少異なります。ツボ周辺を触ってみてへこみがあったり、押して気持ちよさや痛みを感じる場所を探してください。
※使用方法を誤ると火傷の恐れがありますので、商品の説明書をよく読んでから、ご使用ください。
身体や心に不調を感じた時、それを改善する方法の選択肢が増えることは、とても良いことだと考えます😊
昔に比べ、お灸を生活に取り入れている人は減っています。
しかし、日本で古くから使われているお灸には、日本人に合った良さがあります。
不調を改善したり、より健康になるために、ぜひ一度、お灸をお試しくださいね。
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