漢方薬のこと

薬用植物を育ててみよう!

この春、なつめを植えてみました♪

なつめの果実は、生薬「大棗(たいそう)」として葛根湯や甘麦大棗湯、小建中湯など、多くの漢方処方に配合されています。

生薬「大棗」

味は甘く、脾胃を健やかにし、気を補う働きがあるため、疲労回復や食欲不振に効果的です。

栄養学的には、鉄分やカルシウム、ミネラルが豊富で食物繊維も含まれています。

あまりなじみのない果物ですが、生薬としては、多くの漢方処方に配合されています。

薬用植物は、生命力が強いものからお世話に手間がかかるものまで様々ですが、なつめは初心者でも育てやすく、ほぼ放っておいても大丈夫なようです。

私は生のなつめを食べたことがないので、この秋、実がなったら食べられるかなぁと、今から楽しみです😆

なつめの他にも、クコやカリンなどの薬用植物も、自宅で手軽に育てることができるそうですが、十薬や紫蘇のように、増えすぎて困るほど茂るものもあるので、庭植えの場合は植物についてよく調べてから植えるようにしましょう。

育てる楽しみだけでなく、口にする楽しみや健康にもつながる薬用植物。

気になった方はぜひ育ててみてくださいね😊

藤村 綾子

藤村 綾子

薬剤師

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