漢方薬のこと

東洋医学で大事な「中」って何?

東洋医学で大事な「中」、それは「お腹」のことです。

大建中湯、補中益気湯、小建中湯、安中散、聞いたことのある漢方薬はありますか?

どれも、お腹のお薬で、例えば大建中湯は、お腹を立てなおしてくれるお薬、補中益気湯は、お腹の気を補い、身体全体を元気にしてくれるお薬です。

漢方薬が生まれたのは、今から約2,000年前の漢の時代。

血液検査もなく、レントゲンももちろんなく、そんな時代に医療者は困っている人をなんとか助けたいと頑張っていたと思います。

お薬も食べ物も、お腹から吸収されて全身を巡ります。だから、お薬を効かすためにはお腹が大事。当然のことですね!

それは今の時代にも通じると思います。

・暴飲暴食を避けて腹八分目

・生物は控えて火の通ったものを食べる

・冷たい飲み物は避けて温かいものを飲む

毎日ではなくても、思い出した時に少し気をつけるだけでも、お腹はとっても喜ぶと思います。

気にしすぎてストレスを感じるのは逆効果なので、無理のない程度に、生活に取り入れてみてください☘️

藤村 綾子

藤村 綾子

薬剤師

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