漢方薬のこと

風邪と葛根湯

冬本番で毎日寒いですね。
風邪をひいた時に、葛根湯を飲んだことがある方もいるかと思います。

葛根湯は、葛根、麻黄、大棗、甘草、桂皮、芍薬、生姜の7種類の生薬で作られています。
効能は「感冒、鼻かぜ、熱性疾患の初期、炎症性疾患、肩こり、上半身の神経痛、じんましん」。
風邪だけではなく、肩こりや関節痛にも良く効きます。

葛根湯の効きめを簡単に説明すると、身体の中心にある元気を補い、それを身体の表面に引き出して発散させるというもの。
風邪ですと、本当に引きはじめ、まだ元気はあるけどゾクッと寒気がしてやばいぞ〜という時に飲むと良く効きます。
調子が悪くなって長引いている時には、あまり効果はありません。

そして、一番大切なことは、お薬を飲んだら消化に良い温かいものを食べてゆっくり休むこと。夜更かししたり、胃腸に負担のかかるものを食べていては、身体は良くなりません。

それでもまだ調子が良くならない時は、自己判断せず、病院や薬局で相談してくださいね。

村上博之

村上博之

つむぎ薬局代表。管理薬剤師。

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