漢方薬のこと

漢方薬の副作用

漢方薬は、医師の処方箋がなくても、薬局で購入することができるお薬です。

(同じ漢方薬でも、配合生薬や分量は、医療用医薬品と一般用医薬品で異なる場合があります)

つまり、非常に安全な部類のお薬ですが、副作用がないわけではありません。

服用にあたり注意していただきたいのは、次の2点です。

①症状・体質に合ったものを選ぶ

②何か起これば服用を中止する

①については、受診する、薬局で購入する場合は、自己判断ではなく薬剤師や登録販売者に相談して選びましょう。

②については、服用中は自分の身体の変化を意識するようにしてください。

そして、何か起これば服用を中止して受診しましょう。

副作用としてよくあるのは、次の症状です。

  • 胃腸の不調
  • 動悸
  • 血圧の上昇
  • 湿疹

また、配合している生薬によって起こりやすい副作用もあります。

【麻黄】 食欲不振や胃痛、不眠、尿閉、頻脈や動悸、血圧上昇など

【甘草】 浮腫、高血圧、低カリウム血症(筋痛、脱力、不整脈など)

【地黄】 食欲不振、吐き気、嘔吐、下痢など

【大黄】 食欲不振、腹痛、下痢など

【桂皮】 発疹、発赤など

【附子】 動悸、のぼせ、舌のしびれ、吐き気など

これらの生薬を配合した漢方薬を服用する際は、特に気をつけて下さい。

漢方薬は、約2,000年前から使用経験があり、より効果的にそして安全に使用できるものが、現代まで引き継がれています。

問題なく服用できることがほとんどですので、上記の2点に気をつけて、安心して服用してください^ ^

つむぎ薬局では、市販の漢方薬の取り扱いもございますので、気になることがありましたら、いつでもお問い合わせくださいね😊

藤村 綾子

藤村 綾子

薬剤師

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