板藍根(ばんらんこん)は、中国の家庭でよく常備されている生薬です。
風邪などの感染症が流行る時期になると、板藍根の煎じ液を飲んだり、煎じ液でうがいをし、健康維持に役立てています。
台湾でも板藍根はよく使用され、台湾で新型コロナウイルス感染症向けに開発された漢方薬にも板藍根が配合されているものがあります。
板藍根はアブラナ科の「ホソバタイセイ」や「タイセイ」、キツネノマゴ科の「リュウキュウアイ」という植物の根を乾燥させたもの。その葉は、藍色の染料としても知られています。
「藍職人は病気知らず」とも言われ、江戸時代の藍商人達は、長旅のお守りとして藍を持ち歩き、お腹をこわした時などに、藍を食することで難をしのいでいたそうです。
そんな板藍根を飲みやすい顆粒にした商品が栃本天海堂の「板藍根粉末顆粒」です。
独特の風味はあるものの、香ばしくて苦味は少なく、飲みやすい味かと思います◎
また日本では医薬品ではなく、食品の扱いになります。
ただし、板藍根は身体を冷やす性質があるので、漫然と長期にわたって飲むのではなく、感染症の不安がある時や喉の不調がある時、熱っぽい時にすぐ飲むと良いでしょう。
新型コロナウイルスの感染が拡大している中、手洗いやマスク、アルコール消毒などの感染予防がとても重要です。
そんな感染対策のひとつとして、古くから使用されている「板藍根」も取り入れてみてはいかがでしょうか^ ^
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