漢方薬のこと

舌は健康のバロメーター

漢方では「舌診(ぜっしん)」といって、舌をみることも、健康状態を診断する手がかりになります。

「舌」をみることは、自分でも、毎日の歯磨きや洗顔の時に簡単にできますよね♪

舌全体がピンク色で白い苔がうっすらとあり、舌の縁も滑らかで厚みも適度な状態が健康な舌です。

食べすぎると舌苔がベタっとしてきたり、身体に余分な水分が貯まっていると舌全体が大きくなって厚みも厚くなってきたり、舌の色も健康状態によって変わります。

まずは、1日1回、鏡で舌を見てみてください。体調が良い時の舌、疲れた時の舌、食べすぎた時の舌。

毎日見続けることで、なんとなく調子が良い時の舌とそうでない時の舌がわかってくるかと思います。

もし、わからなくても、自分の身体や健康状態に興味を持つことは、とても大事です。

健康維持や病気の早期発見のためには、自分で自分自身の体調変化に気づくことが大切です。

舌を毎日見ることが、そのきっかけになると嬉しく思います。

藤村 綾子

藤村 綾子

薬剤師

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